フェレットと同じイタチの仲間であるコツメカワウソをご存知ですか。動きや表情がとても愛くるしくてぜひ飼ってみたいという人も多いと思います。
しかし、コツメカワウソは現在はワシントン条約により輸入が制限されていますので、条約が締結する前に輸入したもの、あるいは国内で繁殖したものが流通しているのみです。
手に入れたいと思っても手に入らない非常にレアなペットですが、とても可愛いので詳しくチェックしてみましょう。
コツメカワウソは大きな瞳ともこもことしたルックスでまるでぬいぐるみと見間違うほどです。カワウソの中では最も小さい種類と言われています。
体調はおおよそ60㎝~80㎝、体重は4㎏~10㎏程度です。コツメカワウソはインド、インドネシア、カンボジアやタイなどの東南アジア地域に生息しています。
ワシントン条約で輸入が制限されていることからもわかる通り、コツメカワウソはどんどん数が減っているのが現状です。
見かけは可愛らしいのですが、実はコツメカワウソはけっこうはやんちゃで暴れん坊です。そのため飼育するためには比較的頑丈なケージが必要となります。
もちろんカワウソですから水遊びが大好き。お風呂や子供用プールで一日一回は水遊びをさせてあげないとストレスを溜めてしまうようです。
東南アジア生まれなので暑さには強いのですが、寒さには弱いく、冬場はヒーターを入れてあげる必要があります。
野生のカワウソは魚や貝類などを食べますが、ペットとして飼う場合にはフェレットの餌などが同じイタチ類なのでおすすめです。
それ以外にもキャットフードやドッグフードでも代用できるようです。
コツメカワウソという名前は爪が小さいことからそう名付けられました。
ペットの爪が長いと床や家具を傷つけてしまったりするので爪の小さなコツメカワウソは飼いやすいと言えます。
コツメカワウソが昼行性というのも飼いやすい理由の一つです。コツメカワウソは昼間に活動しますので、昼間に触れ合うことができ私たちのライフスタイルと合っています。
トイレのしつけも不可能ではないようです。簡単な芸を覚えることもあり、その辺は水族館のアシカなどに似ているかもしれませんね。
コツメカワウソ可愛いな、でも実際に飼うのは難しそうという人は全国の動物園や水族館でコツメカワウソと会うことができます。
水槽の穴から握手できることもあるので、コツメカワウソと直に触れ合って癒されることができます。昨年は姫路セントラルパークで4匹のコツメカワウソが生まれたことがニュースになりました。
4匹が重なり合う姿は可愛くて目が離せません。
もし真剣にコツメカワウソをペットとして飼いたいという場合には一匹の値段は60万円~80万円。おせじにも安いとは言えません。
寿命は5年~10年ほどです。入手しにくいことや診察できる動物病院が少ないというデメリットがありますが、もしもコツメカワウソを飼うチャンスが訪れたらラッキーですね。
おすすめ度は星★★★です。