先程アルマジロについて紹介しましたが実はアルマジロトカゲというアルマジロに似たトカゲがいるんです。
まるでよろい兜をかぶったようないかついルックスがかっこかわいいと大人気です。
アルマジロトカゲはアルマジロに似たとげとげのボディをしています。そして敵に襲われたりピンチに合うと尻尾を噛んで丸くなります。
アルマジロは球状になりますが、アルマジロトカゲの場合は輪っか状になるのです。
またアルマジロトカゲのとげとげの鱗の部分は黄色や黒、緑など様々な色の組み合わせになっていてとてもおしゃれです。
例えるならそうですね、小さな恐竜という感じでしょうか。「エルマーの冒険」という人気の絵本がありますがそこに出てくるドラゴンそのものです。
アルマジロトカゲは南アフリカが原産地です。体調は最高で20㎝ほど、手のひらにすっぽり入ってしまいます。
このミニチュア感がまたいいんですよね。
アルマジロトカゲの飼育方法はその他の爬虫類とそれほど違いはありません。アルマジロトカゲは小さいので小型のケージで十分です。
アルマジロトカゲは昼行性のとかげですので、バスキングライトが必要となります。バスキングライトとはいわゆる日光浴をさせてくれるライトで、トカゲの体を温めてくれます。
爬虫類は変温動物ですので自分で体温調節をすることができません。爬虫類は餌を消化する際に体温を上げる必要があり、気温が低いと消化不良を起こしてしまいます。
またカルシウムを吸収するためには紫外線も必要となりますので、紫外線ライトも用意してあげましょう。時折日向に出して太陽の光で日光浴させるのもおすすめです。
温度計や湿度計を設置して温度管理をしてあげることをお忘れなく。
ケージの中には少しでもアルマジロトカゲにとって快適な環境になるように石や砂、止まり木など隠れることができる場所を作ってあげるといいですね。
植物を入れてあげることもアルマジロトカゲのストレス解消になります。
アルマジロトカゲは肉食で、おもにコオロギなどの昆虫を食べます。爬虫類用の生きたコオロギはペットショップなどで購入することができます。
沢山のコオロギがはい回っている姿は少し気持ち悪いので苦手な人は乾燥コオロギなどもありますが、やはり生きたものの方がアルマジロトカゲの食いつきはいいですね。
アルマジロトカゲの値段は30万円~40万円ほど。このように高価だとできるだけ長生きさせたいと考えますが寿命は約10年です。
またアルマジロトカゲはワシントン条約によって輸入が制限されていますので、簡単に入手できるわけではありません。
密輸されたものもありますが、その場合には正式な書類がないので要注意です。
国内で繁殖に成功した個体が流通していることもありますので、ペットショップをこまめにチェックしたり、入荷したら連絡してくれるようにお願いしておきましょう。
ミニチュア感とアルマジロみたいな鱗がとにかくレアで可愛いアルマジロトカゲはとてもおすすめなのですが、入手しにくいので星★★にとどめておきます。